
伊東 杏子
東京音楽大学卒業。同大学院科目等履修生修了。5歳からヴァイオリンを始め、大学入学を機にヴィオラを始める。在学中ウィーン国立音楽大学冬季セミナー、紀尾井ホールにてマキシム・ヴェンゲーロフ氏の弦楽セミナーを受講。また、学内選抜にて弦楽合奏や、小林研一郎氏指揮のヨーロッパ公演や、ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポンに出演。
卒業後はソロ、オーケストラ、レコーディングなどの演奏活動並びに指導など、音楽活動を東京、静岡にて行っている。
これまでにヴァイオリンを、中塚和良、嶋田慶子、齋藤真知亜、ヴィオラを百武由紀、店村真積の各氏に師事
私について
🎻 音楽とともに育った私の原点
自分の幼少期を考えると常に音楽が側にあったかなぁと思います。
物心ついた頃から赤いトイピアノがあって遊んでた記憶があります。
母がピアノを習っていたこともあって幼稚園入園までは母が教えてくれました。
小さい頃から話したりする子でたくさん歌っている子供でした。
幼稚園に放課後学習でカワイ音楽教室があり、レッスンを少し覗いてみたら楽しそうでグループレッスンで始めました。(内容はオルガンがメインで発表会は木琴)
その頃からバイオリンに興味を持ち始めて祖母にバイオリンのおもちゃをプレゼントでもらって楽しく遊んでました。
5歳の時、住んでた家のほぼ隣にバイオリンの先生が住んでいたので「バイオリンを習い始めるならピアノやめてもいいよ」と母に言われます。
母は、私のピアノや木琴の練習に対してものすごく厳しかったため、「ピアノをやめられるなら」の一心でバイオリンを始めます。
✈️ タイでのびのび音楽と向き合った日々
父の赴任でタイに行き、そこでも引き続きバイオリンを続けてました。
そこでは王立オーケストラのコンサートマスターの先生で毎回褒めてくれて楽しく学んでいました。
その時にバイオリンが上達しました。
バンコク内で2度目の引っ越しをした際、またまた偶然にもお向かいがピアノの先生でした。
そこでまたピアノを習い始めました。
タイにいた時はとても楽しく音楽に触れていたという記憶があります。
帰国後は地元のバイオリンは楽器店に教えてもらい有名な先生に習いました。
その先生から、この先、趣味で続けるのか、それとも音大に行きたいのか、と将来について聞かれました。両親は、この子が将来、どのような道に行きたいと言っても大丈夫なよう音大に行けるようにレッスンして欲しいと伝えたそうです。
すると先生は、「音大に行くなら3年分技術が遅い」と言われ、タイで習っていた頃は周囲から上手〜!とよく言われていたため、小学生ながらショックを受けた記憶があります。
この頃からバイオリンの宿題も増え、厳しくなった記憶があります。
レッスンでは、先生が満足できる出来栄えではなかったため、もっと練習をしなさいと言われるようになりました。
中学生になり、夏休みや冬休みの際、音大付属の高校へ講習会に行くようになりました。
講習会で出会った先生に定期的に教わることとなり、ダブルレッスンになりました。
2人の先生に習ったため、宿題も増え、先生の言ってることも違い、何が正解なの?どうすれば良いの?と困惑することが増えました。
高校は進路も定まっていないということもあり、普通高校に進みました。
高校に入ると周りも急に周りも勉強するようになり、焦りなどもありました。球の表面積を求める数学の授業中に「あれ?私なんで、こんな勉強してるんだっけ?」と急に疑問が湧いてきて、「もう私には音楽しかない!」と思い音大に進む事を決意しました。
行きたい大学を選び、講習会に通い始めました。
中学生の時に講習会に行っていた大学ではなかったため中学の際に習っていた先生から行きたい大学の先生に習うようにもなりました。
そこから本格的に大学受験に取り掛かるため地元の先生から東京に通って受験勉強に勤しみました。
🎼 音大への道はまさかのヴィオラ!?
大学受験の際、本命の大学と第二希望の大学の2校を受験しました。
結果は第二希望の大学はバイオリンで合格し、本命の大学はバイオリンではなくヴィオラで合格しました。
ここが音大の7不思議とも思うのですが、それまでバイオリンしかやってこなかった私ですが、受験時の願書には、バイオリンを受けた人に聞かれる項目があり、「ヴィオラの専攻も希望しますか?」というもの。。バイオリンで受験して、ヴィオラで合格、と言うこともある世界みたいです(笑)
ここのチェックを入れた私は、名前しか知らなかったヴィオラ専攻で、大学に合格することになりました。
地方に住んでいる私としてはヴィオラという楽器の名前は知っていたのですが、どのような楽器なのか分からず、最初は音楽科のある大学に行こうと入学願書まで書きかけていました。
ただその時ソルフェージュ(音楽の座学)の先生に大学に進学して何をしたいのかを聞かれて、「アンサンブルやオーケストラをしたい」と答えました。
そうしたら、その先生に「本命の音大の方が生徒数が多いからアンサンブルやオーケストラが出来るんじゃない?」と言われ、納得した状況でヴィオラを始めることにしました。
そして、ヴィオラの先生にお会いして、初めてヴィオラを弾かせてもらいました。
その時にバイオリンにはない一番低いC線を弾いて「この音好き!!」となりヴィオラの虜になりました。
🚅 新幹線通学と時間との戦い
そこから春休みの間にハ音記号を読む練習を始めました。
ヴィオラはヴァイオリンより大きさも1回り大きく、音も少し低い音が出る楽器です。
個人的にはハ音記号は慣れない記号ということもあり、中々手こずっていました。
しかし、私の学年はヴィオラの学生の生徒数がとても人数が多く、通常2〜3人程度のところ、私の学年は9人いました…しかもほとんどが経験者で大学からヴィオラを初めたのは2人だけでした
その為オーケストラの授業もレッスンの内容も高レベルになり、ついていくのが精一杯でした。
実家から通っていたため新幹線通学でどうやって時間をやりくりするか、とても悩みました。また、バイオリンと違いヴィオラの弾き方も奥が深く、そちらについてもとても悩みました。
先生からは人生経験をもっと増やしなさいとも言われ、今まで習っていた環境と言われることの違いに少し戸惑っていました。
そして結果編み出したのは、時間の使い方については移動の時間を使って譜読みやリズム勉強に費やしました。
テンポが安定しないのは、歩いている時間もメトロノームをイヤホンに繋げて叩き込んだりしてました。
技術はコツコツでしたが、この弾き方はどうかな?うまくいかなかった場合はこっちはどうかな?試行錯誤をしてコツを掴んできました。
限られた時間の中で何が出来るかな?ということに注力をしました。
🎶 アンサンブルの衝撃と感動
アンサンブルやオーケストラは、中学高校時代、自分一人で黙々と弾いていた自分にとって、想像以上の衝撃と感動がありました。
自分一人で練習している時も主旋律の楽器ではないので練習していてもここは何を弾いてるのかな?どういう役割になるのかな?と思っていて、実際合わせてみると一つのハーモニーの一役を担っているという感動と自分の周りに色々な音が混ざってこんなに素敵な音になるんだということの感動がありました。
またアンサンブルにおいては自分の役割を自分なりに理解して、工夫するとガラッと変わることもとても面白く奥深く、とても楽しく思いました。
ヴィオラの奥深さを追い求めて…「練習する時間がない…」そんなあなたへ
オーケストラでヴィオラパートになった方やもともとオーケストラに入団しているがうまく弾けない方…
ヴィオラは奥が深いです。
弓の使い方、ビブラートのかけ方等、ヴィオラ歴約18年の私も、いまだに研究し続けています。
仕事や日々の生活などで中々練習する時間が取れない…とお悩みのそこのあなた!^^
1人で悩んでいると大きく遠回りしてしまったり、間違ったアプローチで変な癖がついてしまったり、とますます練習効率が落ちてしまうことも少なくありません。
“練習する時間がない…”、“何回やっても上手になれない…”からぜひ脱却しましょう!!
そのお手伝いを私にさせてください!
🎻 「ヴァイオリンを始めてみたい」その気持ちを大切に
昔ヴァイオリンに憧れてた
ヴァイオリンを最近聴いて素敵だったから、自分でも弾いてみたい、、!
でも…
ヴァイオリンって難しそう、今から習って上手になるかな…?
そんな想いを持たれている初心者さん、大歓迎です♪
最初は大変でもだんだんできるようになり、日々の生活にも楽しい刺激になりますよ!
一緒に弦楽器の魅力を味わっていきましょう!